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ランゲに学ぶスプリットセコンドの仕組み

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1815 ラトラパント・ハニーゴールド“F. A.ランゲへのオマージュ”は、2時位置のプッシャーで2本の秒針をスタート/ストップさせ、4時位置のプッシャーで両針をゼロリセットし、10時位置のボタンでスプリットセコンド機能を開始する。時計内部では、9時位置に通常のクロノグラフを作動させるコラムホイールがあり、ムーブメントの中央、脱進機の上にあるスプリットセコンド針のストップ/スタートを制御する2つめのコラムホイールを備えている。

この第2コラムホイールは、中央のクロノグラフ車の上に備えられたもう一つの歯車に噛み合っている。クロノグラフが最初の計測を開始すると、両方のセンター車が同期して回転する;しかし、10時位置のリューズでスプリットセコンド機能を作動させると、一対のクランプ(締め具)がスプリットセコンド車を挟み込んでラトラパンテ秒針がダイヤル上で停止する。クロノグラフ秒針はそのまま進むが、もう一度スプリットセコンドのプッシャーを押すと、クランプが上側の歯車の拘束を解除し、ラトラパンテ秒針がダイヤル上のパートナー(クロノグラフ秒針)と完全に並走するのだ。

L101.2に搭載されているスプリットセコンド機構に対するランゲのアプローチは、他社とは異なる。そこで、A.ランゲ&ゾーネのクロノグラフムーブメントを最もよく知る人物、同社の製品開発ディレクターを務めるアンソニー・デ・ハス氏に話を聞いた。

 最近開催されたWatches & Wondersのデジタルショー期間中、彼はZoomで「ラトラパンテの複雑機構には常に妥協がつきものです」と私に語った。「うまくやれば、もちろん私たちはうまくやりたいと思っていますが、ラトラパンテを使用する際に、確実に時間を測れるようにする必要があるのです」

A. ランゲ&ゾーネでは、ラトラパンテ・クロノグラフに2つの異なるアプローチを採って実装した。ダブルスプリットやトリプルスプリットでは、スプリットセコンドの歯車を停止させた時に生じる摩擦を軽減するアイソレーション(分離)機構を採用している。トゥールボグラフや1815 ラトラパンテ(1815 ラトラパント・パーペチュアル・カレンダーおよび1815 ラトラパント・ハニーゴールド“F. A.ランゲへのオマージュ”)では、スプリットセコンド車の下にあるハート型のカムと、彼が“引き紐”と呼ぶ小さなスティール製コイルを使った、よりクラシカルな方式を採用している。

「我々は“そうだな、うちではアイソレーション機構を搭載したラトラパンテしか作っていないね”と言うこともできたのですが、この機構はどうしても厚みが出てしまうのです」と彼は語る。「ダブルスプリットにもトリプルスプリットにもアイソレーターが必要なのです。なぜか? ラトラパンテのミニッツカウンターには通常より多くの摩擦が発生するからです。いずれも瞬間的に針送りする仕様のため、抵抗が大きくなるのです」

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