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ロンジン パイロット マジェテックを実機レビュー

ロンジンが、1935年に発表された歴史的モデル、スーパーコピー 時計“マジェテック”にインスピレーションを得た新作、ロンジン パイロット マジェテックを発表した。

 マジェテックとは、かつてロンジンがチェコスロバキア(※)軍の依頼を受けて製造したクッションケースを持つ大振りなパイロットウォッチ、Ref.3582の通称だ。チェコスロバキア陸軍パイロットに供給されたこの時計のケースバックには、“MAJETEK VOJENSKÉ SPRAVY(チェコスロバキア軍の所有物)”の文字が刻印されていた。後年、そこから最初の単語だけを取り、時計コレクターのあいだで“マジェテック”と呼ばれるようになったのだ。

ロンジンは、このマジェテックを1935年から1950年にかけて、3種類の異なるムーブメント(Cal.15.94、15.26、15.68Z)を用いて製造した。マジェテックは、搭載ムーブメントを軸にファースト(前期)、セカンド(中期)、サード(後期)の3つに分類できるが、その違いはムーブメントだけではない。

 そこで、ヴィンテージのミリタリーウォッチに造詣が深い時計ディーラーであり、コレクターでもあるキュリオスキュリオの萩原秀樹氏、そして古くから時計店を営む傍ら、自らも時計を収集し、膨大な数のヴィンテージロンジンをコレクションするとある時計ディーラーの方にも話を聞いた。あくまでもコレクターたちのあいだで語られている情報にはなるが、オリジナル3モデルの違いについて、簡単に解説しておこう。